癒しの本

今週のお題「読書の秋」というものに挑戦してみたいと思います。

私がお薦めしたい本はこちら

神様のカルテ (小学館文庫)

こちら。夏川草介さんの著書、『神様のカルテ』

長野県にある病院に勤務する内科医のお話です。

この物語の中には何でもできるスーパードクターやスタイリッシュなアクションが展開されるわけでもありません。
ただ、1人の内科医が過ごしていく日常が描かれています。

この本は愛読書は夏目漱石というちょっと変わった主人公、栗原一止の一人称視点で進んでいきます。
古風な言い回しで常に一定のテンションで淡々と語っていきます。
ただ奥さんや友人に対しての言動は本当に何処にでもいる若者で、それがこの物語をより魅力的にしてくれていると思います。

この本の世界は本当にただ温かい世界が広がっていて、心にそっと寄り添ってくれるような感覚に見舞われます。

ちょっと日常に疲れてしまったという人はぜひこの優しい世界に浸ってみては如何でしょうか？